10月中旬、年長さんお泊り合宿登山の下見に行って来ました。朝から好天で、少し暑いくらい。9時少年の家出発、9時半峠より登り始める。途中休憩を挟みながら徐々に高度をあげていく。ヤマウルシの葉は青く、ブナやミズナラの葉もまだまだ元気。紅葉はまだちょっと早いかなと思っていると、ムシカリはすでに葉を落としながら来年の芽を作っている。ホウノキも葉を落としてグロテスクな赤い実をいっぱいつけている。木にも個性があるんだねー。
写真1標高1100メートル付近から呉羽丘陵を望む。
中高年のグループを抜きながら、ブナ林の急坂をどんどん上る。頂上手前標高1270メートル付近のなだらかな尾根に出て気が緩む。突然魚津方面の展望が開けて、足が止まる。青い空、青い海、海岸から足元にせり上がってくる山並み、一同気持ちが声にならない。さて、もう一登りして11時過ぎ大辻山山頂1361.0メートル。
写真2山頂にて
晴天に映えた白い立山連峰が視界に飛び込んできた。まだ緑の早乙女岳と大日岳の稜線に沿って目を走らせていくと、大日岳の後ろに雪をかぶった剣岳。針の岩峰をたどって行くと、ブナクラ峠から真白な白馬岳が顔を出している。目が右に飛んで今度は弥陀ヶ原、その奥に真白な雄山、雪線はちょうど室堂バスターミナル辺りだ。立山カルデラの外輪山から白い薬師岳に目を滑らせて行く。すると、横から鍬崎山の緑の山頂が割り込んできた。登山者でにぎわう頂上で、お昼ご飯。一時間程休憩。本番で園児達にこの風景を見せてあげたいね。
写真3剣岳
帰路は足元に注意してどんどん高度を落としていく。ご老人達がゆっくりと登ってくる。ムシカリとヤマウルシを探しながら歩いていたら、あっという間に峠。1時半。少年自然の家で解散。お疲れ様でしたー。
>ちなみに、本番もよい天気に恵まれ、怪我もなく無事終わったということで大変よかったですね。